西武対日本ハム 5回裏、戦況を見守る新庄監督(撮影・河田真司)

<西武2-2日本ハム>◇26日◇ベルーナドーム

日本ハムが首位再浮上に失敗した。今季3度目の引き分けに終わった試合後、新庄剛志監督(53)は「今日は勝っとかなあかん。同点じゃ意味ない。今日はなんとしても勝って、乗っていく1つのポイントの試合だったから。悔やまれますね、今日は」と珍しく悔しさをにじませた。

首位ソフトバンクとの天王山で3連勝した勢いのまま、試合は優位に進めていた。3回までに2点を先取し、先発した達も試合をつくったが、追加点が欲しかった5回に暗雲が垂れ込めた。好機で打席が巡った4番レイエスに代打を送らざるを得なかった。

新庄監督によると、本塁打と打点でリーグ2冠の主砲は「かかと」の痛みを訴えたという。以前から抱えている“爆弾”ではあるが、25日は北海道から空路移動で違和感が増した模様。「飛行機に乗ると気圧でちょっとおかしくなるのはずっとなんですけど、明日ちょっと治療してもらって様子見たい」と説明した。

4番を欠いた7回に追いつかれ、勝ちきれなかった。失点にはつながらなかったが、守備では“お見合い”や失策も出た。「やっぱり細かいミスを減らしていかないと同点にされて勝ち切れないですよ」。首位にゲーム差なしと肉薄も、首位再浮上を逃した悔しさばかりが募った。

情報提供元: 日刊スポーツ
記事名:「 【日本ハム】新庄監督「悔やまれます」ドローで首位再浮上失敗 レイエスは「明日治療して様子見」