【パ入れ替え&2軍情報】オリックス山下舜平大2軍戦で好投、終盤の救世主になれるか
先週の入れ替え&ファーム情報を、球団別でおさらいします。パ・リーグ編。
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【ソフトバンク】ベテラン今宮が戦列復帰した。6月14日のDeNA戦で左脇腹を負傷し、筑後でリハビリ生活を余儀なくされた。19日の敵地西武戦から約2カ月ぶりに1軍に昇格。復帰後は全5試合で先発出場し、攻守で存在感を示している。18日に出場選手登録を抹消された井上は2軍戦で1発を含む、4試合連続安打を放つなど、再昇格へアピールを続けている。
【日本ハム】21試合連続無失点中と安定感抜群のクローザー柳川が疲労蓄積のため、24日にリフレッシュ抹消された。23日ソフトバンク戦でプロ初ホールドを挙げた柴田も同日に抹消されたが、今後も1軍同行する。先週は1軍で先発機会がなかった加藤貴が23日のイースタン・リーグ巨人戦(鎌ケ谷)で調整登板し、先発で2回26球、2安打1失点だった。
【オリックス】腰のコンディション不良から完全復活を目指す山下が好投した。23日の2軍ソフトバンク戦(ほっともっと神戸)に先発し、5回91球を投じて無失点。5四球を与えながら5三振を奪い、今季初白星を挙げた。今季は3月7日のオープン戦巨人戦で腰の違和感を訴えて降板し、7月の育成試合で実戦復帰。イニングを伸ばしてきた。終盤戦の救世主となれるか、注目だ。
【楽天】シーズン終盤へのキーマンが続々復帰した。上半身のコンディション不良で戦列を離れていたハワードがイースタン・リーグ、オイシックス戦で先発。2回途中4失点だったが、先発ローテの一角として期待される助っ人が完全復活へ前進した。また、同戦では捕手安田、中継ぎの宋家豪と離脱していた2人も出場。結果は残せなかったものの、大きな1歩を刻んだ。
【西武】右肩の違和感でリハビリ中の1番打者西川が、ペースを上げてきた。19日にティー打撃を再開し、今はロングティーの段階に。マシン打撃を経て、28日には2軍で実戦復帰見込みだ。西川は「一気に焦らずに」と慎重さを気にしつつ「9月は全部、1軍で出たいです」とも意気込む。右足肉離れの仲田は「あとはダッシュだけ」の段階まで戻り、打撃練習に熱心に励む。
【ロッテ】名球会入りの250セーブまで残り「2」の益田が足踏みとなった。19日楽天戦の1点リード9回に登板もセーブ失敗で同点にされ、チームも敗戦。翌20日に出場選手登録抹消され、建山投手コーチは「真っすぐをしっかり投げられるように」と説明した。ファームでは左腓腹筋(ひふくきん)の筋損傷で離脱していた岡がイースタン・リーグDeNA戦で実戦復帰した。