ドジャース、パドレスとの直接対決勝ち越しのため同率でも優勝/地区Vの行方
<パドレス2-8ドジャース>◇24日(日本時間25日)◇ペトコパーク
【サンディエゴ(米カリフォルニア州)24日(日本時間25日)=斎藤庸裕】ドジャース大谷翔平投手(31)が鬱憤(うっぷん)を晴らす一撃をかました。パドレス戦に「1番DH」で出場し、第5打席でリーグトップタイとなる45号ダメ押し弾をマーク。ベンチへ戻る直前、バックネット裏の最前列でヤジを飛ばしていた敵地ファンとハイタッチで喜ぶ異例の行動を披露した。先発の山本由伸投手(27)は6回4安打2失点で今季11勝目。チームは再びパ軍と同率首位で並び、優勝マジック31が点灯した。
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地区優勝の行方 ドジャースは25日から本拠地でレッズとの3連戦を迎える。ワイルドカード獲得を狙い、勢いづくチームと厳しい戦いが予想される。それ以降は5カード連続で勝率5割以下のチームとの対戦が続く。9月15日からナ・リーグ東地区の首位フィリーズと3連戦、同26日からはア・リーグ西地区の首位を争うマリナーズと3連戦。残り31試合のうち、9試合が勝率5割以上のチームとの戦いとなる。
一方のパドレスは、8月25日から敵地でマリナーズとの3連戦を迎える。9月以降もレッズ、メッツ、ブルワーズら強豪との対戦カードが残っている。残り31試合で、勝率5割以上のチームとの戦いは12試合。
なお、ドジャースは勝率5割以上のチームとは対戦成績で今季30勝30敗、パドレスは同25勝33敗と大きく負け越している。数字上では、ドジャースがやや有利となりそうだ。
地区優勝となれば、ワイルドカードゲームや地区シリーズで本拠地の試合が多くなり、アドバンテージが得られるため、ポストシーズンでの戦いが有利になる。今季の直接対決は全13試合を終え、ドジャースが9勝4敗と勝ち越し。仮にシーズン最終戦で同率首位で並んだ場合でも、ドジャースが優勝となる。