開幕戦で先発した北海学園大の木村(撮影・保坂果那)

<札幌6大学野球秋季リーグ:北海学園大4-3札幌国際大>◇25日◇札幌・モエレ沼公園野球場

プロ注目の最速147キロ左腕、北海学園大・木村駿太投手(4年=札幌国際情報)が開幕戦で先発し、白星発進した。

今季初めて1部に昇格した札幌国際大に勝利した。4点リードの5回、2死球に味方の失策も絡んで2失点。1点差に迫られた9回2死一塁となった場面で降板した。8回2/3 7安打4奪三振4四死球3失点(自責1)だった。この日の最速は143キロだった。

バックネット裏のプロ9球団のスカウトが見守る中での142球について「最初の試合は大事。何とか勝てるように、いつもどおり自分の投球をしようと心がけた。四死球がちょっと多かったけど、その中でも粘りながら投げられた」と振り返った。

大学ラストシーズンを春秋連覇で締めくくるつもりだ。6月の全日本大学選手権では8強入りに貢献。「チームでとにかく優勝するっていう目標がある。そこに向かって、まだ10分の1試合。これからもっと集中して勝っていけるように。絶対に優勝できるように頑張ります」と力を込めた。【保坂果那】

◆木村駿太(きむら・しゅんた)2003年(平15)5月26日、札幌市生まれ。札幌稲穂小1年から稲穂ホークスで野球を始める。札幌稲穂中では札幌西シニアでプレー。札幌国際情報から北海学園大に進学し、1年春にデビュー。4年春に3勝1敗、防御率1・71で最高殊勲選手賞獲得。家族は両親と兄、弟。173センチ、80キロ。左投げ左打ち。

情報提供元: 日刊スポーツ
記事名:「 【大学野球】プロ9球団視察の最速147キロ左腕、北海学園大・木村駿太が開幕戦白星発進