【広島】高太一がプロ初の巨人戦登板「打てるわけないべ」と憧れたマー君の偉業達成阻止に燃える
プロ初先発から好投続く広島高太一投手(24)が25日、マツダスタジアムで調整を行い、憧れた投手との対戦に気落ちを高ぶらせた。次回は中6日で28日巨人戦の先発が予想される。相手の先発は日米通算200勝に王手をかけた田中が濃厚だ。「小さい頃からテレビで見ていたような選手。そういう投手と投げ合えることは、すごく光栄なことだと思うんですけど、今一番大事なのはチームの勝利。チームに貢献できる投球をしていきたい」。対戦を喜びながらも、偉業達成阻止に燃えている。
高にとって、田中はスーパースターだった。楽天を球団創設初優勝、日本一に導いた姿は今でも鮮明に覚えている。「全部が圧倒的というか、真っすぐも速くてコントロールも良くて、変化球もキレキレで。見ていても、こんな投手打てるわけないべ、みたいな」。時を経て同じプロの舞台で投げ合うことになった。打線にも丸や岡本といった打者が並ぶ。「一発を持ったバッターが並んでいるので、前回同様、細心の注意を心がけて1人1人しっかり投げ込めたら」。憧れを燃え尽くす勝利への執念で、プロ入り初めて対戦する巨人に挑んでいく。