2025年8月16日、言葉を交わす左から井上監督と金丸

中日井上一樹監督(54)が25日、ドラフト1位金丸夢斗投手(22)の出場選手登録を抹消する考えを明かした。これまでは中10日など、次回登板が決まった上での抹消だったが、今回は「無期限2軍」の方針だ。

「1軍に同行させようかという部分もあったけど、いやいや、1回2軍に渡せと(決まった)」と説明した。

前日24日広島戦(マツダスタジアム)で自己最短5回で降板、自己ワーストの1イニング5失点で5敗目を喫していた。状態が落ちてきているとみている中での5回KOで決断した。「もちろんオレらの評価は、だだ下がりしてるわけじゃない。ほかの投手よりもすばらしい素質を持っている。まだ足りないところを自分で切り開けよと。過保護に育てるつもりもない」と話した。

金丸は関大4年時の腰痛の影響でキャンプから2軍で調整。5月5日DeNA戦で1軍デビューし、10度目の先発となった8月7日阪神戦で8回3失点に抑えプロ初勝利を挙げた。そこから2試合は勝ち星なしがなかった。今季の成績は12試合、1勝5敗、防御率2・93。チームは残り30試合。状態を上げ自分の力で1軍に再びはい上がる。【石橋隆雄】

情報提供元: 日刊スポーツ
記事名:「 【中日】金丸夢斗は登録抹消“無期限2軍”井上監督「1回2軍に渡せと。自分で切り開け」