マリナーズ・ローリー2打席連続2ランで捕手記録更新の49号、大谷翔平らに4本差つけ全体1位
<マリナーズ11-4アスレチックス>◇24日(日本時間25日)◇Tモバイルパーク
マリナーズのカル・ローリー捕手(28)が2本塁打を放って今季49号とし、21年サルバドール・ペレスがマークした捕手の本塁打記録48本を更新した。
これでア・リーグ2位の40本塁打を放っているヤンキースのジャッジに9本差をつけて1位。45本塁打でナ・リーグトップのドジャース大谷とフィリーズのシュワバーとは4本差となった。
ローリーは本拠地でのアスレチックス戦に「2番捕手」で出場し、初回無死一塁の第1打席。先発左腕ロペスのフォーシームを完璧に捉え、今季自身最長の448フィート(約137メートル)特大48号先制2ランでペレスの記録に並んだ。そして3-1の2回2死二塁で迎えた次の第2打席。初球チェンジアップを引っ張り、2打席連発の49号2ランで一気に記録を塗り替えた。
1試合2本塁打は7月11日のタイガース戦以来、今季9度目で、ケン・グリフィーJr.の8度を抜いて球団新。この日は5打数3安打4打点を挙げ、今季打率2割4分7厘、49本塁打、106打点、OPS.946とした。これがシーズン131試合目で、年間では60.6本ペースとなった。
捕手として出場した試合での本塁打は40本となり、03年ハビー・ロペスの歴代最多42本まであと2本(21年ペレスは33本)。スイッチヒッターによる本塁打記録では、61年ミッキー・マントルの54本まであと5本に迫った。