巨人対DeNA 試合後、DeNA竹田(右)とタッチを交わす三浦監督(撮影・江口和貴)

<巨人2-4DeNA>◇24日◇東京ドーム

DeNAドラフト1位の竹田祐投手(26)が6回1失点の好投で、プロ初登板から2戦2勝とした。立ち上がりは6球連続ボールも、以降は持ち味の制球力を生かした投球でリードを守り切った。ともに明大時代の先輩でもある伊勢大夢投手(27)が8回を、入江大生投手(26)が9回をつなぐ“明大リレー”も完成。チームの巨人戦の連敗を5でストップした。

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DeNA徳山壮磨投手(26)は“腐れ縁”の竹田と同じ波長を感じ取る。同学年で履正社の竹田、大阪桐蔭の徳山。ともにエースとしてセンバツ決勝でも投げ合い、同じ東京6大学リーグの明大、早大。そして今、同僚として。

今季はファームでともに長い時間を過ごしてきた。「竹田は野球の話を真剣にできる相手。『なかなかうまくいかんな』って話をずっとしてました。お互い決めたことはやり抜くというのは共通してるところ」と本音で語り合ってきた。

マジメな2人はプライベートでも共鳴する。竹田のプロ初勝利の2日後、ともに大学時代から通っている美容室で遭遇した。すぐに再会を喜び祝福。「おめでとう。緊張した?」「足震えてたわ」。徳山は今季、いまだに1軍登板なし。「刺激になりました。素直に良かったなと。僕も頑張ります」。竹田の活躍が、徳山を突き動かす原動力になっている。【DeNA担当=小早川宗一郎】

情報提供元: 日刊スポーツ
記事名:「 【とっておきメモ】DeNA竹田祐の活躍は“腐れ縁”徳山壮磨の原動力 高校、大学…美容室でも遭遇