【日本ハム】新庄監督「フロントに言います」力投エース賞賛「今日の伊藤くん、3勝ぐらいの評価」
<日本ハム1-0ソフトバンク>◇24日◇エスコンフィールド
2位日本ハムが首位ソフトバンクとの天王山で3連勝し、0・5ゲーム差に迫った。
延長10回は先頭の田宮が遊撃内野安打で出塁すると山県の犠打で二進後、清宮幸が左前打でつないだ。1死満塁から途中出場の奈良間大己内野手(25)が中前に抜けるサヨナラ打を放った。
先発の伊藤大海投手(27)は9回129球を投げ7安打11奪三振の力投。「緊張で倒れそうだったんですけど、1人で投げ抜くつもりだったので9回投げ抜けて良かったですし、最後大己(奈良間)が決めてくれていい1日になりました。今日の試合の大事さは感じていたので、初回から全開でいくことしか考えてなかった。それを体現できてよかったです」と言った。
2番手上原に白星がつき、13勝目はならなかったが、新庄剛志監督(53)は「今日の伊藤くん、勝ちはつかなかったけど、3勝ぐらいの評価をしたいと思います。しっかりフロントに言わせてもらいます」と称賛した。
新庄監督は就任4年目で初めて、通算成績(538試合で262勝262敗14分け)が勝率5割に達した。
就任1年目は開幕5連敗スタートで貯金生活はなし。2年目も連続最下位で貯金生活はできず、最初の2年間で借金41を背負った。3年目の昨季は2位に躍進して貯金15と盛り返した。そして、この日の勝利で貯金が今季最多の26となり、4年目にして借金完済となった。