【日本ハム】伊藤大海がお立ち台でも「快答」インタビュアーの「13勝目…」の勘違いに粋な返し
<日本ハム1-0ソフトバンク>◇24日◇エスコンフィールド
首位ソフトバンクとの天王山3連勝へと導く「快投」を見せた日本ハムのエース伊藤大海投手(27)が、ヒーローインタビューでも「快答」を演じた。
先発して9回129球、7安打11奪三振の力投。0-0のまま延長戦に突入し、同10回に奈良間大己内野手(25)のサヨナラ打で劇的な幕切れを見せた。
試合後のヒーローインタビューに、奈良間とともに登場した。勝ち星こそつかなかったが、気迫ある投球で劇的な幕切れへとつなげた伊藤は「今日の試合の大事さは感じていたので、初回から前回でいくことしか考えてなかった。それを体現できてよかったです」と話すと、大歓声を浴びた。
場内が戸惑いに包まれたのは、インタビューの最後だった。「13勝目を…」と聞かれ「たぶん今日、僕、勝ちついてないんじゃないですか?」。場内のファンがざわつきかけると、すぐさま「今日の9イニングは1勝以上の価値がありましたし、この試合に掛ける思いは強かったので、チームが勝ったことが何よりうれしいので、まだまだファイターズは突き進みたいと思います」と、粋なフォローでざわつきを静めた。頼れるエースは機転の利いた力強い締めくくりでアナウンサーの勘違いをカバーし、さらに大きな拍手を浴びた。