【解析料理】新潟、Mモラエスが来日初ゴールも…入江監督就任後7戦1分け6敗の不名誉記録
J1アルビレックス新潟は23日、ホームで鹿島と対戦し、0-1の前半17分にブラジル人FWマテウス・モラエス(25)がJ1出場2試合目で来日初ゴールをマークした。相手のバックパスのミスを突いたFWブーダのシュートのこぼれ球に素早く反応し、利き足の左足で蹴り込んだ。
新潟でJ1リーグ戦に初出場したブラジル選手は27人目。来日直後のデビュー戦ゴールは11年のFWブルーノ・ロペスだけで、出場2試合目での初ゴールは2番目のスピード記録となった。クラブJ1歴代最多62得点のFWエジミウソンが3試合目、同2位38得点のMFマルシオ・リシャルデスは4試合目で初得点。来日したばかりのマテウス・モラエスはクラブのブラジル人レジェンド2人の記録を抜いたことになる。
16日の川崎F戦(1-1)ではJ1初出場で先制点をアシスト。2試合連続でゴールに関与し、早くもフィットしつつある。チーム浮上には新潟の伝統ともいえる優良ブラジル選手の活躍が欠かせないが、そのレフティー交代後の後半42分に相手のブラジル人FWレオセアラに勝ち越し点を許して1-2で競り負けた。
「敗因は自分の力不足」とした入江徹監督は就任後1分け6敗と7戦未勝利。日本人監督がJ1初采配から7試合で勝ち点1以下は、96年C大阪の楚輪博監督、10年京都の秋田豊監督、11年福岡の篠田善之監督に次いで4人目の不名誉な記録となった。【石川秀和】(ニッカンスポーツ・コム/サッカーコラム「解析料理」)