【C大阪】久保建英の弟、17歳瑛史が実戦デビュー 初の取材に「プロになるのが第1目標だった」
<練習試合:C大阪2-3ティアモ枚方>◇30分×2本◇24日◇大阪市舞洲グラウンド
セレッソ大阪に新加入したMF久保瑛史(えいじ、17)が、JFLティアモ枚方との練習試合で実戦デビューした。
スペイン1部レアル・ソシエダードの日本代表MF久保建英(24)の6学年違いの弟で、同じRソシエダードの下部組織でアマチュアとしてプレーしていた。9月に18歳を迎える。
前半はセンターバック、後半は本職のボランチでプレーして途中交代。
約45分間の出場となった久保は「やりたいことっていうのは、あまりうまくはできなかったですけど、少しずつ慣らしてチームのためになれれば」と、プロとしての第1歩を喜んだ。
173センチで左利きアタッカーの兄に対し、180センチで右利きのボランチの久保は、選手としてのタイプは大きく異なるが、声、口調はそっくり。
C大阪での初めてのプロ契約については、「(家族に)相談したりは、もちろんしましたね。両親に言ってからタケ(久保建英)にも言って、『やりたいようにやれば。自分で決めろよ』って言われましたね」と、家族内の様子を明かした。
6月にスペインの学校を卒業し、そのタイミングでC大阪から練習参加の打診を受けた。日本で大学進学の可能性もあったというが「プロになるのが、まず最初の第1目標だったので(C大阪入りは)必然、普通だった」と説明。その他クラブからのオファーはなかったという。
まだまだ体は成長途中であり、当面は練習でフィジカル強化などを目指す。ボランチはMF田中駿汰(28)ら4人以上の主力級がおり、ベンチ入りはまだまだ先になりそうだ。
試合を視察したアーサー・パパス監督(45)は「未来に向けて、ここでしっかり成長するのがまず1つの目的。ミスを恐れず、1つ1つつかんでいってほしい。あまり期待しすぎても、彼への影響は大きい」と、精神的なケアをしながら育成していく。