ヤクルト対巨人 2回表巨人無死二塁、2点本塁打を放つリチャード(撮影・河田真司)

<ヤクルト1-7巨人>◇21日◇神宮

「マー君さん」に恩返しの大きな1発だ。巨人リチャード内野手(26)が1点リードの2回無死二塁で、ヤクルト先発石川から左翼席中段に運ぶ6号2ラン。「マー君さんを援護できてよかったです」と喜んだ。

独特の呼び名は「上の存在なので。流れの中で『マー君さん』」と敬意の表れだ。6月に巨人に移籍加入後はオンオフの切り替えを「戦闘モードに入る方。見習える所」とかがみにし「しゃべったら教えてくれる」と感謝。「勝たせたかった」と一振りに思いを乗せた。

この日、甲子園では母校の沖縄尚学が初の決勝進出を決めた。「びっくりです。ここまで来たら悔いないように楽しんでほしいな。監督を笑顔にしてほしい」と望む。20日には守備で走者と交錯し臀部(でんぶ)付近を痛打。6回の攻撃で途中交代していたが、特大弾で不安も吹き飛ばした。「(力を)もらえますね」と後輩の奮闘も糧にする。

情報提供元: 日刊スポーツ
記事名:「 【巨人】リチャードが「マー君さん」に恩返しの1発、母校・沖縄尚学の決勝進出も刺激に