沖縄尚学対東洋大姫路 7回に沖縄尚学2番手で登板する末吉(撮影・和賀正仁)

<全国高校野球選手権:沖縄尚学2-1東洋大姫路>◇19日◇準々決勝

沖縄尚学(沖縄)が東洋大姫路(兵庫)を破り、夏の甲子園では初めての4強入りを決めた。春は2度優勝している。沖縄県勢の4強入りは2010年の興南以来15年ぶり。21日の準決勝で山梨学院(山梨)と対戦する。

2回、無死満塁から8番伊波槙人外野手(3年)の右前適時打、1番新垣瑞稀内野手(3年)の犠飛で2点を先制。

2年生コンビの継投で強打の東洋大姫路を抑えた。先発の新垣有絃投手は6回を1失点。7回からは3回戦で11回、169球完投のエース末吉良丞投手を中1日で投入し逃げ切った。

東洋大姫路は43年ぶりの4強入りを逃した。阪下蓮投手(3年)が今大会初先発。しかし2回に自らの守りのミスなどで2失点降板。後を受けた木下鷹大投手(3年)が好投。相手打線に追加点を許さなかったが強力打線が桑原大礼捕手(3年)のソロ本塁打による1点に抑え込まれ涙をのんだ。

これで4強が出そろった。準決勝は21日に行われる。

<準決勝組み合わせ>

第1試合:日大三(西東京)-県岐阜商(岐阜)

第2試合:沖縄尚学(沖縄)-山梨学院(山梨)

情報提供元: 日刊スポーツ
記事名:「 【甲子園】4強出揃う 沖縄尚学、夏は初めて 2年生コンビで強打の東洋大姫路を1失点に抑える