【神戸】20日広島戦で首位返り咲きへ 吉田孝行監督「スタイルをぶつけて勝ち点3を」
ヴィッセル神戸は20日にアウェーでサンフレッチェ広島と戦う。
19日は神戸市内のいぶきの森球技場で非公開練習。オンライン取材に応じた吉田孝行監督(48)は「広島は本当にいいチームだし、スタイルを確立している。自分たちもしっかりとしたスタイルを持っているので、そういう部分をぶつけて勝ち点3を取れれば」と、強みを出し合った戦いを求めた。
24年5月以来の2戦連続無得点となったが、横浜FC戦では多くのチャンスを作り、何度も相手ゴールに迫った。町田戦からの改善は見られていただけに、指揮官は「より深い位置を取ることを徹底できれば、得点は生まれてくると思っている」と、自信を見せた。
横浜FC戦の開始直後に右太もも裏を痛めたとみられるFW佐々木大樹が離脱となったのは痛手だが、FW大迫勇也、FW武藤嘉紀が戻ってきているのは明るい材料。ここ2シーズンのMVPそろい踏みで、一気に得点力を取り戻すことも十分に考えられる。
リーグではFC町田ゼルビア、横浜FCに連敗し、6位まで順位を落としたが、首位との勝ち点差はわずかに「2」。DF永戸勝也は「連敗してしまっているが、リーグは混戦。抜け出すための試合に」と再び首位に立つことを狙い、「攻撃は単調なところがあったので、サイドで時間をつくって抜け出したり、逆サイドまで持っていくスピードを上げていきたい」と前線のタレントを生かすことをイメージした。