横浜対県岐阜商 5回裏県岐阜商1死二、三塁、エース奥村頼が登板する(撮影・上山淳一)

<全国高校野球選手権:県岐阜商8-7横浜>◇19日◇準々決勝

春のセンバツ王者、横浜(神奈川)が県岐阜商(岐阜)に延長タイブレーク11回にサヨナラで敗れ、史上9校目、松坂大輔投手らを擁した98年以来2度目となる春夏連覇の夢が途絶えた。

今大会2試合完封勝利で23回2/3無失点を続けていた先発の織田翔希投手(2年)が、初回1死一塁からチェンジアップを捉えられ二塁打を許して1失点。4回には2死一、二塁から147キロ真っすぐを痛打され2失点。今大会、ここまでマウンドを守り続けてきた織田が打ち込まれ、この回の途中で降板した。

打線は4点ビハインドで迎えた6回、1死満塁から小野舜友内野手(2年)の二ゴロの間に、相手失策を絡め2点。なおも2死二塁から池田聖摩内野手(2年)の中前適時打で3点目を奪い、1点差に詰め寄った。8回は2死一、二塁から二ゴロを相手二塁手が後逸し、追いついた。センバツ王者の意地を見せたが、あと1歩届かなかった。

横浜は奥村頼人投手(3年)、織田の2枚看板を中心とした豊富な投手力と、主軸の阿部葉太外野手(3年)らの打線がかみ合い、今春センバツで19年ぶり4度目の優勝。村田浩明監督(39)の熱心な指導の下、今大会も、優勝候補の筆頭とされていた。

情報提供元: 日刊スポーツ
記事名:「 【甲子園】横浜が延長サヨナラ負けで98年以来の春夏連覇逃す 県岐阜商に4点差追いつくも…