ロッキーズ対ドジャース 力投するドジャース先発の山本(撮影・垰建太)

<ロッキーズ4-3ドジャース>◇18日(日本時間19日)◇クアーズフィールド

ドジャース山本由伸投手(27)が、痛恨の同点ソロで11勝目を逃してチームもサヨナラ負けを喫した。

まずは打線が2回に大谷翔平投手(31)の適時打などで2点を先制。2回まで完全投球を見せていた山本は、3回に先頭キャロルへの四球から2点を失った。

その後は完全投球を再開。6回に代打の新人アレックス・フリーランド内野手(23)の適時打で勝ち越しに成功すると、3回以外はパーフェクトピッチングで7回もマウンドにも上がった。

先頭ベックを空振り三振に仕留めるも、続くトーバーに対して内角を狙った93・1マイル(約150キロ)のツーシームが真ん中に入り、まさかの同点ソロを浴びた。チームもサヨナラで敗れ、地区最下位のロッキーズに痛い黒星を喫した。

7回を103球、4安打2四球3失点6奪三振の内容。今季は24試合に登板して10勝8敗、防御率2・90とした。

【山本の一問一答】

-前回登板(12日エンゼルス戦で5回途中を6失点)はうまくいかなかったが、どうアジャストしたか

「体の調子はよく、1週間しっかり練習できたので、今日は自信を持ってマウンドに上がることができましたし。コロラド打線にしっかり作戦を立てて投げていけたので、3失点しましたけど、感覚はいい方だったかなと思います」

-7回のトーバーに本塁打を打たれた原因は

「そこまでの打席はすごくいい形で抑えられていたんですけど。打たれた球はインコース高めのツーシームだったんですけど、それがちょっと甘くいってしまって打たれました」

-ボールが多かったが

「全体的にいい投球が多かったと思いますし、球数も少なくいってましたし。まあまあ、もちろんダメなところありましたけど、いいところも多かったと思います」

-ラッシングとはテンポや呼吸が合うか

「今日は状態よく試合に入れたので、しっかり投げていけましたし、いろんないろんなパターンの配球を試したいっていうのを言ってたので、右バッターも多かったですし。いろんなパターンを試しながらしっかり投げていけたと思います」

-カーブで決めるケースが多かったが

「いろんな作戦を立てながら。秘密ですけど、いろいろ使いながらやってます」

-ゴロが多かったのはカーブの配球が多かったり、フライが上がると危険だというプランも

「右バッターが多かったので、シンカー、ツーシームを少し多めにインコースの方にいきましたし、いつもより。それがゴロアウトにつながったのかなと。他の球種への影響も、ツーシームが割と有効に効いて、それで3者凡退で抑えられる回も多かったので、そこはひとつ良かったポイントかなと思います」

-クアーズフィールドは投げやすいか

「普通です」

-標高が高くて疲れは

「ボールの動きが多少違ったりはありますけど、特にそれで変えながら投げないといけないほどではないですし。いつも通り投球しました」

-去年の今頃は先発投手が足りなかった。今は自分の役割をどう意識しているか

「素晴らしい先発のピッチャーがそろっているので、しっかり自分のことに集中して、1試合1試合ベストなパフォーマンスを出していけるように、僕自身は頑張りたいなと思います」

-久しぶりに7イニング

「最後、7イニング目に追いつかれましたけど、そのあともランナーをためたりもありましたけど(2死三塁)、なんとか粘って、追い越されることなく投げきれたっていうのはよかったポイントかなと思います」

-ここまでローテを守っている。去年と調整などは変えたか

「去年はけがしましたけど。それまではずっと投げてますし。いつも通りです」

-誕生日を迎えて心境の変化は

「特にありませんけど、まだまだフレッシュにと言いますか。とにかく頑張りたいと思います」

情報提供元: 日刊スポーツ
記事名:「 「感覚はいい方だった」山本由伸が11勝目を逃すも7回を3失点「なんとか粘って」/一問一答