【甲子園】緊迫の場面に響いた「ハッピ～バ～スデ～♪」山梨学院の誕生日祝福に「朝からすてき」

京都国際対山梨学院　準々決勝の開始を待つ甲子園球場（撮影・前田充）

＜全国高校野球選手権：京都国際ー山梨学院＞◇19日◇甲子園

準々決勝第1試合、午前8時過ぎの甲子園に「ハッピ～バ～スデ～♪」の大合唱が響いた。1点ビハインドで迎えた2回裏の山梨学院の攻撃。同点として連打などで無死満塁の好機に打席に立ったのは、8番田村颯丈郎外野手（3年）だった。

緊迫の場面。その時に1200人が陣取った三塁側アルプス席からおなじみのハッピーバースデーソングが聞こえてきた。吹奏楽の演奏に部員の声がこだまする。前日18日が田村の18歳の誕生日。この粋な演出にスタンドからも大きな拍手が送られた。

プロ野球でも、恒例となっている応援スタイル。高校生にとっての聖地、甲子園での祝福は一生忘れない思い出になったはずだ。田村は三失となり、2点を追加。この回一気に5点を挙げて逆転に成功した。

この光景にはX（旧ツイッター）でも「一緒に歌いました、めでたいね」「朝からすてきすぎ」などの声が起きていた。