【京都】東京V下して首位奪還 曺監督は声援に感謝し「彼らと一緒に喜び合う瞬間をつくりたい」
<明治安田J1:京都1-0東京V>◇16日◇第26節◇サンガS
京都サンガF.C.がホームで東京ヴェルディを下し、4月29日ガンバ大阪戦の敗戦で陥落して以来、約3カ月半ぶりに首位に返り咲いた。
0-0の後半21分、京都は左サイドでつないで前進すると、FW原大智がクロスを入れる。これをゴール前で収めたFWラファエル・エリアスが、落ち着いて左足でゴール左に決めた。
その後は危ない場面もありながら、GK太田岳志のファインセーブもあって、1-0のままタイムアップ。曺貴裁監督は「今日は非常にタイトな試合になるとわかっていたが、クリーンシートで勝てたことも含めて、選手がブレずに、90分を通してよくやってくれた」と粘り強く戦った選手ををたたえた。
京都は2連勝で7戦無敗(5勝2分け)とし、暫定首位。指揮官は「ピッチに立った選手たちが、キックオフの時から勝つんだという気持ちにさせてくれるサポーターの声援は、非常に心にくるものがある」とホームでの声援に感謝し、「長い間J1でこの景色を見られなかった彼らの悔しさが伝わってくる。本当に彼らと一緒に喜び合う瞬間をつくっていきたいと素直に思った」と今後も優勝争いを続けていく覚悟を口にした。