ブライトン三笘、決定機でヘディングは枠外へ…フラムに土壇場追いつかれ消化不良の開幕戦ドロー
<プレミアリーグ:ブライトン1-1フラム>◇16日◇第1節◇アメリカンエクスプレス・スタジアム(ブライトン)
ブライトンの日本代表MF三笘薫(28)がホームのフラム戦に先発出場し、後半38分までプレーした。前半の決定機では頭でゴールを狙ったが、ゴール枠を外し、期待された得点は奪えなかった。試合も後半アディショナルタイムに失点し、1-1で引き分けた。
昨季リーグ36試合で初の2桁に乗せる10得点、4アシストと活躍した三笘。ワールドカップ(W杯)につながる今季はさらなる飛躍が期待される中、4-2-3-1の左ウイングで先発ピッチに立った。
三笘に決定機が訪れたのは前半28分だった。右からMFオライリーが送ったクロスボールをファーで受けヘディングシュートを放ったがゴールバーを越えた。
拮抗した展開の中、試合が動いたのは後半8分、FWリュテルがドリブルで仕掛け、相手ファウルを誘ってPKを獲得した。同10分、オライリーが左足でゴール左へ正確に蹴り込み、ブライトンが均衡を破った。
後半20分にはカウンターからリュテルが三笘にスルーパスを通す。中央から持ち込んだが、相手の素早い帰陣にフリーにさせてもらえず。競り合ったボールが右サイドからサポートに来たMFミンテに渡り、左足を振り抜いたがシュートはゴールマウスから外れた。
追加点を奪いブライトンだが、連係プレーがかみ合わずパスがズレる場面もあり、思うようにチャンスを作れない。もどかしい展開だった。
三笘にボールが渡る回数が少なく、「三笘無双」と称される左サイドを切れ味鋭いドリブルで突破するシーンは見られなかった。
1点を守り切る状況となった後半38分に途中交代でベンチに下がった。しかし後半52分、ラストプレーとなったCKから同点ゴールを奪われる始末。
プレミアリーグ4シーズン目。三笘にとっては苦いシーズン初戦となった。