浦和対名古屋 試合を視察する日本代表森保監督(撮影・足立雅史)

<明治安田J1:浦和2-1名古屋>◇16日◇第26節◇埼玉

浦和レッズが本拠地で名古屋グランパスを2-1で破り、公式戦3連勝を飾った。

試合を視察した日本代表の森保一監督(56)が取材に応じ、フランス2部スタッド・ランスでシーズン開幕後もプレーをしていないMF中村敬斗(25)について言及した。

新シーズンのステップアップを求めているとされる中村は7月末のジャパンツアーでチームに帯同せず、8月11日の開幕節アミアン戦ではベンチにも入らなかった。

9月の米国遠征(同月6日=メキシコ代表戦、同9日=米国代表戦)が迫る中、森保監督は「(中村の動向については)我々が口を挟むことではないかなと思います」と断りつつ「しかしながら1人の選手として、クラブでピッチに立ってプレーするところを、ケガでなければ、体調不良でなければ見たいと思います」と願った。

中村は代表常連組なだけに、クラブでプレー機会がない分、代表活動で実戦感覚を取り戻させるという考え方もあるが、指揮官は「プレーしていないので、出ていないので、判断としては、プレーしている選手を優先で選んでいくべきかなと思います」と基本的な方針を示した。

その上で「ただまだ決めていないので、総合的に考えていこうと思いますけど、これまでの活動の中で、代表で結果を出して存在感を発揮している選手は、プレーしているカテゴリー問わず招集してきているところがあるので、彼が現状の中でプレーすることが彼にとってと代表にとって、招集した方が良ければ招集かなと思いますけど、基本的には所属チームでコンディションが上げている選手を招集かなと思います」と語った。【佐藤成】

情報提供元: 日刊スポーツ
記事名:「 【日本代表】森保一監督「ケガ、体調不良でなければでプレーするところを見たい」中村敬斗に言及