【甲子園】134球力投!県岐阜商2年エース柴田蒼亮「ずっと勝ちたいとだけ」2戦連続完投勝利
<全国高校野球選手権:県岐阜商4-3東海大熊本星翔>◇15日◇2回戦◇甲子園
県岐阜商は、2年生エース右腕・柴田蒼亮投手の2戦連続完投で、16年ぶり3回戦進出に貢献した。
9回7安打で初回から4イニング連続四球など計6四球と苦しむも、3失点。134球を投げ抜いた。試合後、「(体力は)全然大丈夫です。ずっと勝ちたいとだけ思っていたので、(疲れなど)そういうのは、全くない」と言い切った。
計14安打と奮闘した打線は3-3の8回に勝ち越しに成功。「いつもいつも本当に助けられてばかりで、本当にありがたいです」と先輩たちに感謝した。
「柴田は全ての球種を散らせて、的を絞らせないように投げていた」と同校の藤井潤作監督(53)は言う。「苦しい場面もたくさんあった。相手打線もいい当たりを出したが、辛抱強く投げてくれた」と力投をたたえた。
◆県岐阜商が連続逆転勝ち 県岐阜商は1回戦の日大山形戦(6-3)に続く逆転勝ち。同校が甲子園で2試合連続逆転勝ちしたのは、春夏を通じ47年夏(準々決勝7-6京都二商、準決勝6-2仙台二中)以来78年ぶり。
◆毎回安打 西日本短大付と県岐阜商が記録。昨年の京都国際が準々決勝の智弁学園戦で記録して以来。福岡県勢では69年飯塚商(対芦別工)以来、56年ぶり2度目。岐阜県勢は79年県岐阜商(対中京)以来4度目で4度すべて県岐阜商が記録している。