【甲子園】花巻東・赤間史弥「3年生の夏を」気迫の“打・走・投”「甲子園で勝つ難しさ感じた」
日刊スポーツ 2025年08月16日 05:30:06
<全国高校野球選手権:東洋大姫路8-4花巻東>◇15日◇2回戦
花巻東(岩手)が東洋大姫路(兵庫)に4-8で敗れ、2回戦で姿を消した。
「3年生の夏を終わらせたくない」。赤間史弥外野手(2年)の思いはプレーに表れた。8回1死一、二塁の好機。右中間を破る適時三塁打で2点をもぎ取った。次の打者は犠飛。赤間が渾身(こんしん)のヘッドスライディングで生還した。「もう、自然にでした」。ユニホームを真っ黒に染めた。
投げては6点ビハインドの7回から3番手で登板。投手としても期待される左腕は、2回を1失点。逆転を信じて、必死で腕を振った。球速は自己最速を3キロ上回る141キロも計測。決して調子が良いわけではなかった。「3年生への思いというのが、球速にも出ました」。気持ちで投げた。
「甲子園で勝つ難しさを感じました」。昨夏は初戦敗退、今夏は2回戦敗退。改めて、聖地で勝ち上がる難しさを痛感した。この悔しさを胸に刻み、最後の夏には、さらに成長した姿で帰ってくる。
情報提供元: 日刊スポーツ