【G大阪】安部柊斗が1カ月ぶり公式戦「持ち味を出していきたい」球際の強さとボール運びに自信
ガンバ大阪は14日、サンフレッチェ広島戦(16日、Eピース)に向けて非公開で調整した。
12日にイスラエル代表MFネタ・ラビがFC町田ゼルビアへ移籍すると発表された中で迎える広島戦ではMF安部柊斗(27)のパフォーマンスに期待が高まる。
7月16日にJ2モンテディオ山形と戦った天皇杯3回戦で退場し、直近のリーグ2試合は出場停止。2日に行われたスタッド・ランスとの親善試合には短時間出場したものの、公式戦では約1カ月ぶりのピッチとなる。それでも「しっかり入れれば、自分のリズムでやれる」と自信を見せた。
チームは10日のファジアーノ岡山戦で0-3の完敗。強度で相手に上回られた一戦を「ボールを奪う回数が少ないと思った。ボランチがボールを奪いきって自分たちの攻撃につなげることが足りなかった」と振り返り「そこは自分の持ち味でもあるので、広島戦から出していきたい」とチーム立て直しの力になる覚悟を口にした。
チームを離れたラビは、巧みなターンやドリブルからのラストパスで好機をつくってきたボランチ。その部分で共通点を持つ安部は「前にスペースがあったら、ボランチがボールを運ぶことが前進させる1つの方法。そこを自分ができればチームも助かると思うので、意識してやりたい」と意欲を見せ、G大阪ではまだ見せきれていない持ち味を発揮することを約束した。
「ネタがいなくなったことで、もっとやらなきゃなっていう思いもある。誰か入ってくるかわからないけど、このメンバーで行くとなったら(自分たちを)信じてもらっているということなので、しっかりやらなきゃいけない」。自らが中心的な役割を果たし、チームを浮上に導いていくつもりで、試合に臨む。【永田淳】