開星対仙台育英 仙台育英先発の梶井(撮影・上田博志)

<全国高校野球選手権:仙台育英6-2開星>◇14日◇2回戦◇甲子園

仙台育英(宮城)が開星(島根)を6-2で破り、3回戦進出を決めた。

試合後の須江監督の一問一答は以下の通り。

   ◇   ◇   ◇

-初回が試合の9割を決めると言っていた

先発の梶井にしっかり対応してきたので、これは拮抗(きっこう)した展開になるなと判断しました。幸い、珍しく相手にミスが出て、逆転できたのが大きかったですね。

-継投のタイミングは

先を見たくなるんですけど、一戦必勝じゃなければ甲子園は甘くないので。先を見たら足をすくわれますから。

-吉川で最後まで

試合前の想定が正しければ、3点のリードがあれば吉川以外のピッチャーに代えても逃げ切れると思ったのですが、開星高校の打撃の内容が良かったですね。ファウルで粘るとか、低めのスライダーについてくるだとか。

-手ごわい相手だった

2年前、島根県高野連の監督講習会に講師でお邪魔したんですけど、参加されていた監督さんの中で最もメモを取っていたのが野々村先生でした。ご年齢が私よりだいぶ上の方ですけど、自分がその年になって、こんなに貪欲に学べるのかっていったら学べないと思う。そういう姿勢でやられている方と試合したら、一筋縄じゃいかないです。6対2でしたけど、実際は紙一重だったなと思います。

-アルプスには能登の輪島高校の方々が来ていた

力になりましたね。私の家にホームステイしてもらったり、交流をしてきた。仙台も災害があったので。

-高田にも1発がでた

控えの選手の野球ノートを見たんですけど、昨日の練習が「高田過去一いいです」って書いてあった。

-選手たちが来たくてしょうがなかったという甲子園で2勝

本来の姿になってきているので、次も本来の姿でぶつかれるんじゃないかと思います。

-今日が誕生日の娘さんに勝利を届けた

よくご存じで。小2になって娘の心がパパから離れつつあるので、「絶対勝ってね」と言われていたので負けちゃったらもう話してもらえないかなって。

-1回戦は熱中症の選手がいた

あれから間が空いて、しっかり練習もしたし、しっかり休みました。今まで一生懸命練習してきたので、最後はストレスフリーで試合することが大事だと思います。

-これからは日程が密になる

まずはフレッシュな状態で臨むことですね。自信にできることは自信にして、慢心しちゃいそうにもなるんですけど、本来自分たちがどうやって勝ってきたかを思い返すと、粘り強く守備と走塁で勝ってきた。どことやっても大変強い相手なので、後半の3回くらいで抜けきるみたいな野球をしなくてはいけない。とにかくロースコアで、タイブレークまでもっていければ、うちでも勝機があるかもしれないですね。

情報提供元: 日刊スポーツ
記事名:「 【甲子園】仙台育英・須江監督、娘の誕生日に勝利「負けちゃったら話してもらえない…」/一問一答