【日本ハム】新庄監督「近藤くんへの配球は…キワキワでも…」痛打浴びた攻め方に注文/一問一答
<ソフトバンク1-0日本ハム>◇10日◇みずほペイペイドーム
2位日本ハムが首位攻防戦で連敗。今季4度目の3連敗で首位ソフトバンクとのゲーム差が「3」に広がった。
右打者を7人並べた打線が、相手先発のモイネロを打てなかった。2回先頭の郡司の四球から2死三塁としたが、左打者の7番石井が空振り三振で無得点。チーム初安打は5回先頭で万波が中前打を放ったが、後続は3者凡退に終わった。
6回先頭の五十幡に代打野村、8回先頭の伏見に代打水谷、続く奈良間に代打清宮幸とたたみかけたが、いずれも空振り三振と不発に終わった。
先発した伊藤は3回2死二塁で近藤に左中間へ先制の適時二塁打を浴びたのが唯一の失点。8回まで投げ切って4安打1失点、11奪三振。111球の熱投で今季5度目の完投と意地を見せたが、悔しい6敗目となった。試合後の新庄剛志監督(53)の一問一答は以下の通り。
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「想像はしてましたけど、こういう展開になるのは。まあなかなかね、塁を埋めることは難しいですね。あそこ(5回)でバントはやっぱしっかり決めていかないとね。なかなかヒットが続くもんじゃないんで。セカンドに行っての、ラッキーヒットとかそれで点を取りに行かないと」
-好投手相手には1、2回ぐらいしかチャンスが来ない
「攻略法なんて、ないから(笑い)。スライダーか、変化球か真っすぐかどっちか待って、バッチリその考えが当てはまったとしてもボールがいいから、ファウルになるから。それをなんとかするのが担当コーチだろ…って無理(笑い)。そこは。いいピッチャー、やっぱ野球はピッチャーなんで。ウチの伊藤くんもね、いいピッチングして。山川くんとの相性は今日を見ても、伊藤くんの方がちょっと抑える確率が高いかなっていうところでの、あの近藤くんへの配球は、もうちょっとキワキワでもよかったかなっていうところはありますけど、これ結果論なんで。あそこで抑えたら『よし、ナイスピッチング』、打たれたらね『違うだろう』ってなるんですけど。山川くんにスリーランをあそこで打たれたとしても、そっちの選択の方が…こういう結果になってしまったら、そういう答えにはなりますよ」
-紙一重の試合という感じですか
「いや、今日はあきらめがつきますよ。相手のピッチャーにやられたんで」
-伊藤が完投して、目標にしていたチーム完投数21に到達
「あ、忘れてた。それはもう忘れてた、はい。明日ね、ちょっと勝たないとね、勢いづかせるんで。明日はなんとか取って行きます」