川崎F対福岡 試合後、写真に納まる福岡名古(撮影・江口和貴)

<明治安田J1:川崎F2-5福岡>◇9日◇第25節◇U等々力

アビスパ福岡のMF名古新太郎(29)が敵地川崎フロンターレ戦で4得点に絡む活躍をみせ、5-2の勝利に貢献した。

0-1の前半24分にゴール左からニアに直接FKをぶち込むと、1-2の後半36分にも左CKから精度の高いボールをニアに供給して2点目をアシストした。

後半28分には味方が獲得したPKを冷静に沈める逆転弾。さらに同40分にはFW碓井聖生(24)に鋭い縦パスを送って4点目をお膳立てした。

今季加入した背番号14は、この日が初ゴールとなった。「遅すぎたゴールでしたけど、勝利という形でまず終われて良かった」と振り返った。

ともにニアを突いた前半の2得点について「コーナーは狙っていて(上島)拓巳がうまく合わせてくれた。FKは狙い通り」。その上で「もっともっと自分としても質を高めていかないといけない」と言い聞かせた。

3点目のPKは練習通りで相手GKとの駆け引きを制した。4点目はキックモーションで相手DFのラインが下がったのを見逃さないセンスが光った。これまでの鬱憤(うっぷん)を晴らすような躍動ぶり。「まだまだ自分としては足りない。より結果にこだわる部分はもちろん、まずはチームが勝つためにやるのが自分のスタイル。チームが勝つために自分がもっともっとやっていきたい」と貪欲に次を見据えた。

情報提供元: 日刊スポーツ
記事名:「 【福岡】名古新太郎が今季初得点「遅すぎたゴール…勝利で終われて良かった」4得点に絡む活躍