済美対東洋大姫路 9回表、力投する東洋大姫路エース木下(撮影・上山淳一)

<全国高校野球選手権:東洋大姫路5-3済美>◇8日◇1回戦◇甲子園

東洋大姫路(兵庫)が、14年ぶりに夏の甲子園初戦を白星で飾った。

打線が8安打で5得点。投げては、先発の木下鷹大投手(3年)が9回7安打3失点の完投で勝利を呼び込んだ。2回戦は花巻東(岩手)と対戦する。

履正社(大阪)で指揮を執った19年夏に全国制覇した岡田龍生監督(64)は、母校である同校の監督に就任後、夏は初白星となった。

中継の監督インタビュー一問一答は以下の通り。

-おめでとうございます

「ありがとうございます」

-14年ぶりの夏、初戦突破

「3年前に帰ってきて、なんとか夏っていう気持ちで引き受けた。3年で夏出られて、今日も一勝できてOBも本当に喜んでくれてますし。私自身も肩の荷が下りたと言いますか、ちょっとほっとしているような感じですね」

-勝因は

「粘りはあるんですけど、つまらないミスがいくつか出て、ちょっと木下もかわいそうなところもあったんですけど。なんとか、バッテリーが粘ってくれた。ここってところで、タイムリーを3番、4番で出してくれたところが大きいかなと思います」

-完投した木下のピッチング

「今日試合前に『大丈夫か』って聞いたら『全然大丈夫です』って言う割にはあまり良くなかったですけど。彼なりの粘り強いピッチングをしてくれた。今日はやっぱり木下に尽きるなって感じですね」

-済美打線も粘ってきた

「愛媛代表で甲子園に来られている訳で、1番から9番まで非常に粘り強いバッターが多くて。見習わないといけないことが多々あるかなという風な、すごい素晴らしいチームだと思いました」

-9回に木下がギアを上げたように見えた

「大体そういうような感じで、9回になって140超えたりとかですね。そういうことは今までもあるんで、1試合を力配分しながら投げているのかもしれないですね」

-打線は済美・梅原投手に苦戦した

「緩急をつけて、うまくチェンジアップを交えながら良い投球をされてた。もうなんとか打ちたいっていう気持ちで、上半身にどんどん力が入っていたので、クーリングタイムにちょっと指導して。意識の持ち方を後ろで話した」

-7回に攻略。どんな言葉をかけた

「打ちたい気持ちはわかるけど、もう少し気持ちを下に下ろせと。どうしても肩に力入ってね。打ちたいっていう気持ちはわからんでもないけど。気持ちをしっかり下半身に置いて、下使って振れというようなことを言いました」

-次戦に向けて

「花巻東さんは非常に素晴らしいチーム。僕もあまり試合見てないので、ちょっと今日はゆっくりして、もう1回ビデオを見て。子供らとともに精いっぱい次の試合に向けての準備をしていきたいと思います」

情報提供元: 日刊スポーツ
記事名:「 【甲子園】東洋大姫路・岡田龍生監督「今日はやっぱり木下に尽きる」14年ぶり白星/一問一答