東京V対神戸 前半、先制ゴールを決める神戸汰木(撮影・垰建太)

<明治安田J1:東京V0-1神戸>◇12日◇第10節◇味スタ

ヴィッセル神戸MF汰木康也(29)がミスを挽回する決勝ゴールを奪った。

前半開始から1分18秒、右からMFエリキがゴール前へグラウンダーの折り返し。超決定機、フリーで走り込んだ汰木は右足で合わせたがシュートは左に外れた。

「あれを外すか、とちょっと引きずってしまった」というミスだった。

しかし後半6分、再びチャンスは巡ってきた。同じエリキのパスから今度は右足ワンタッチできっちりとは今季初ゴールを決めた。

「ホッとした。エリキに感謝だし、仲間に迷惑をかけたので、モノにできて当に良かった」

汰木は今季開幕の浦和戦で負傷し、離脱していた。しかしここ3試合連続で先発出場。その起用に応えた。

チームも暫定ながら13位へと浮上。「今日もチームメートが頑張ってくれたおかげ。自分が離脱している期間が長く、その間はチームも苦しんだ。攻撃面で自分が助けていきたい。ヴィッセルはこんな順位にいるチームじゃない」と巻き返しを誓った。【佐藤隆志】

情報提供元: 日刊スポーツ
記事名:「 【神戸】汰木康也「あれを外すかと…」ミス挽回の決勝点に「ホッとした。エリキに感謝」