【神戸】汰木康也のゴールで東京Vに1-0競り勝つ、終盤に相手DF退場で逃げ切り成功
<明治安田J1:東京V0-1神戸>◇12日◇第10節◇味スタ
王者ヴィッセル神戸がアウェーで東京ヴェルディに1-0と競り勝った。
MF汰木が挙げたゴールを守り切った。神戸は今季3勝目(3分け3敗)となった。
試合は神戸が早々に絶好の決定機を得た。試合開始から1分18秒。MFエリキのパスからゴール前でフリーとなったMF汰木が右足でシュート。しかしミートせずゴール左に外れた。
東京Vも超決定機を迎えた。前半32分、縦パスからFW木村が抜けだし、右からゴール前へ持ち込んだところで神戸DFマテウス・トゥーレルと交錯。こぼれ球を拾い直し、中へ落とすと走り込んだMF福田がフリーで右足シュート。ライン際でカバーに入っていたDF山川にブロックされゴールを割れなかった。
東京Vは前半42分にゴールネットを揺らした。左CKから平川がゴール前に入れたボールがこぼれ球となり、DF綱島が右足で蹴り込んだ。しかしVAR介入から主審のオンフィールドレビューで、GK前川へのファウルがあったとしてゴールは取り消された。
そして神戸が均衡を破った。後半6分、エリキが左から出したパスを中央に走り込んだ汰木が右足でゴールを奪った。開始早々に同じ連係から決定機を逃していただけに、汰木はミスを挽回した。
対する東京Vは後半20分に福田に代えてFW山見を投入。すると直後にFW染野のスルーパスから山見がゴール右へ抜けだしたが、角度が狭く右足シュートはGK前川にブロックされた。
得点力不足が続く東京Vは終盤に選手交代から反撃を試みた中、後半41分にDF綱島が2枚目のイエローで退場となった。10人となったことでその後も自陣に押し込まれる展開が続き、1点は遠かった。これで2勝4分け4敗となり、苦戦が続いている。