宮教大対仙台大 先発し4回無安打無失点と好投した仙台大・渡辺(撮影・木村有優)

<仙台6大学野球:仙台大10-0宮城教大>◇12日◇第1節第1日◇東北福祉大野球場

仙台大が開幕戦から王者の貫禄をみせた。3投手の“ノーノーリレー″で宮城教大に大勝し、3季連続優勝に向けて好発進を切った。先発の今秋ドラフト候補の最速152キロ左腕、渡辺一生投手(4年=日本航空)は4回10奪三振。直球は140キロ台中盤も、昨秋から使用するスライダーで打者を翻弄(ほんろう)し、奪三振の山を築いた。

1-0の5回からはルーキーが登板。最速152キロ右腕の田中稜真投手(1年=旭川実)は3回4奪三振で華々しいデビューを飾った。森本監督も「オープン戦の登板で十分、合格点が出ていたので心配はしていなかった。1-0の場面でよく投げてくれました」と話した。

最後は大学日本代表候補にも選ばれた佐藤幻瑛投手(3年=柏木農)が2回4奪三振で締めくくった。平均球速は150キロを超え、8回には、最後の打者を両校通してこの試合最速の155キロで空振りとした。3投手で計18奪三振。「投手王国」は今年も健在だ。

情報提供元: 日刊スポーツ
記事名:「 仙台大、3投手のノーノーリレーでV3へ白星発進 今秋ドラフト候補の渡辺一生は4回10奪三振