大相撲春場所の番付編成会議で新十両昇進が決まった落合(19)が25日、東京都墨田区の宮城野部屋でオンライン会見に臨み、「うれしい。感謝の気持ち、これから頑張らないといけないという身が引き締まる思いがある」と喜びを語った。 鳥取城北高で高校横綱に輝き、昨年の全日本実業団選手権を制した。幕下15枚目格付け出しでデビューした初場所で7戦全勝優勝。昭和以降では初めて所要1場所で関取の座を手にし、「光栄なこと。自分自身も上がれるとは思っていなかった」と率直に言った。 28日に引退相撲を控える元横綱白鵬の宮城野親方にとっては、昨年7月に部屋を継承してから初めての新十両誕生。「最後のちょんまげ姿で記者会見ができた。これ以上のプレゼントはない」と感慨深げ。落合は「幕内で優勝して師匠を泣かせたい。横綱になる夢をいつかかなえたい」と目を輝かせた。 (了) 【時事通信社】 〔写真説明〕新十両昇進が決まり、会見に臨む落合(左)と宮城野親方=25日、東京都墨田区の宮城野部屋(日本相撲協会提供) 〔写真説明〕新十両昇進が決まり、握手する落合(左)と宮城野親方=25日、東京都墨田区の宮城野部屋(日本相撲協会提供)