【ロサンゼルス時事】米大リーグ公式サイトは11日、ポスティングシステムを利用してメジャー移籍を目指している阪神の藤浪晋太郎投手(28)がアスレチックスと1年契約で合意したと伝えた。身体検査で問題なければ、正式に契約する見込み。先発として期待されている。 大リーグ機構は昨年12月1日に、藤浪をポスティングシステムによって獲得可能な選手として全30球団に公示。交渉期限は米東部時間の1月14日午後5時(日本時間同15日午前7時)に迫っていた。アスレチックスは昨年60勝102敗で、ア・リーグ西地区の最下位。同学年の大谷翔平選手が所属するエンゼルスと同地区になる。 藤浪は大阪桐蔭高のエースとして、2012年に同校を甲子園春夏連覇に導き、ドラフト1位で13年に阪神に入団。新人から3年連続で2桁勝利をマークした。通算189試合登板で57勝54敗、防御率3.41。 ◇藤浪晋太郎の略歴 藤浪 晋太郎(ふじなみ・しんたろう)大阪桐蔭高3年時の12年にエースとして同校の甲子園春夏連覇に貢献。ドラフト1位で13年に阪神に入団し、新人から3年連続で2桁勝利をマーク。15年は最多奪三振(221)のタイトルを獲得。22年に通算1000奪三振達成。17年ワールド・ベースボール・クラシック(WBC)代表。197センチ、98キロ。右投げ右打ち。28歳。大阪府出身。 (了) 【時事通信社】 〔写真説明〕藤浪晋太郎投手(阪神タイガース提供)