日本体操協会は9日、東京都内で臨時評議員会を開き、体操男子で五輪と世界選手権の個人総合を合わせて8連覇し、昨年現役を退いた内村航平氏(34)を新理事に選んだ。3月の理事会で正式決定し、6月に就任する。任期は2年。 内村氏は2021年東京大会を含めて五輪に4度出場。12年ロンドン、16年リオデジャネイロ大会の個人総合で連覇するなど、長く世界のトップとして活躍した。藤田直志会長は、内村氏起用の理由を「引退後も日本代表をサポートしていただき、体操の普及、発展に寄与してもらえる存在のため推薦した」と語った。 04年アテネ五輪男子団体金メダリストの鹿島丈博氏(42)も新理事に就く。(了) 【時事通信社】 〔写真説明〕内村航平氏