プロボクシングの世界タイトルマッチは6日、エディオンアリーナ大阪でミニマム級の2試合が行われ、世界ボクシング機構(WBO)王者の谷口将隆(ワタナベ)は王座から陥落した。国際ボクシング連盟(IBF)王者に挑戦した重岡銀次朗(ワタナベ)のタイトル獲得はならなかった。 谷口はWBO2位のメルビン・ジェルサエム(フィリピン)に2回1分4秒TKOで敗れ、2度目の防衛に失敗した。戦績は谷口が16勝(11KO)4敗、ジェルサエムが20勝(12KO)2敗。 IBF王者のダニエル・バラダレス(メキシコ)と同級5位の重岡銀の一戦は、IBFの規定により無判定試合となった。3回に偶然のバッティングがあり、バラダレスがふらつきなどの異常を訴えたため、レフェリーが続行不能と判断した。 (了) 【時事通信社】 〔写真説明〕WBOミニマム級タイトル戦の2回、ジェルサエム(左)にダウンを奪われる谷口将隆=6日、エディオンアリーナ大阪 〔写真説明〕IBFミニマム級タイトル戦、バラダレスの負傷のため無判定となり、涙を流す重岡銀次朗=6日、エディオンアリーナ大阪