大津が一丸となって夏の全国高校総体覇者、前橋育英をPK戦の末に退けた。立役者のGK西は卒業に向けて書く課題でPKを取り上げ、キッカーの利き足によってどのコースに蹴ることが多いかなどを研究。2人目のシュートを左に跳んで完璧に止め、「自信があった」。味方は5人全員が成功した。 攻守の要の3年生、浅野が累積警告で出場停止だった。山城監督は「浅野がもう1回サッカーができることを幸せに感じながら、頑張っていきたい」と2大会連続の決勝進出を見据えた。 (了) 【時事通信社】 〔写真説明〕PK戦でシュートを止める大津のGK西=4日、埼玉・浦和駒場スタジアム