第99回東京箱根間往復大学駅伝競走最終日は3日、21チームが出場して神奈川県箱根町から東京・大手町までの復路(6~10区、109.6キロ)が行われ、往路優勝の駒大が10区間合計タイム10時間47分11秒で2年ぶり8度目の総合優勝を遂げた。駒大は昨秋の出雲駅伝と全日本大学駅伝で勝っており、史上5校目の大学三大駅伝3冠を達成した。 駒大は2位に30秒差をつけて復路をスタート。6区で伊藤蒼唯(1年)が区間賞の快走で差を広げ、そのまま逃げ切った。復路も5時間24分1秒で優勝。昨年の青学大に続き、往路、復路とも制した完全優勝になった。 中大が1分42秒差の2位。総合連覇を目指した青学大は3位に終わった。4位以下の国学院大、順大、早大、法大、創価大、城西大、東洋大までの上位10校が次回のシード権を獲得。東京国際大が11位、明大が12位となり、55年ぶり出場の立大は18位だった。 最優秀選手には、既に区間記録を保持していた2区と3区に加え、今大会の4区で区間新をマークした東京国際大のイエゴン・ビンセント(4年)が選ばれた。 (了) 【時事通信社】 〔写真説明〕トップでゴールする駒大アンカーの青柿響=3日、東京・大手町