野球日本代表「侍ジャパン」の栗山英樹監督が新年を迎えるに当たって報道各社のインタビューに応じ、3月のワールド・ベースボール・クラシック(WBC)への意気込みを語った。 ―新年の抱負を漢字で表すと。 「尽(じん)」。どんな状況になっても、これから3月まで、できることをやり尽くしていく。 ―WBCへ向けた目標は。 必ず頂点に立てるように全力で戦っていく。「世界一になりたい」ではなく、「世界一になります」という思いで向かっていく。 ―大谷やダルビッシュら大リーガーが参加。 最後は米国をやっつけて勝ちたい。向こうの選手と対等に勝負している選手はどうしても必要。投打に入ってくれて、間違いなく大きな力になる。 ―2月のキャンプでの準備は。 全力でやっても体が壊れないところまで準備してほしい。丁寧にチェックしながら、選手と話をしてやっていきたい。 ―準々決勝からは一発勝負。 どこがきてほしいとかはない。負けたら終わりと思った瞬間にプレッシャーがかかる。どこがきてもわれわれの野球をやって勝つ。 ―選手に望む気持ちは。 自分の一つひとつのプレー、行動そのものが日本野球なんだという誇り。そういう意味で「日の丸」を持っていてほしい。 ◇ 1次リーグ各組上位2チームが進める準々決勝までは東京ドームでの開催。ここでの相手はキューバや台湾が有力候補だ。 (了) 【時事通信社】 〔写真説明〕インタビューで2023年の漢字1文字を書いた色紙を手にする野球日本代表「侍ジャパン」の栗山英樹監督=12月18日、東京都港区