スピードスケートの全日本選手権は28日、青森・YSアリーナ八戸で始まる。27日には、前回出場した2020年に5冠を手にした女子の高木美帆(日体大職)らが会場リンクで氷の感触を確かめた。 11~12月のワールドカップ(W杯)計4戦では、世界記録を持つ1500メートルを中心に好成績を残したが、滑りの感覚は理想とかけ離れていた。「やってみないと分からないが、ここまでできることはやってこられている」と高木。己と向き合いながら、500メートルから3000メートルまでの4種目に臨む。 男子500メートルの村上右磨(高堂建設)は、昨年3月にこのリンクで国内最高記録(34秒44)を出した。「それを更新して34秒30台を出して優勝したい」と意気込んだ。 (了) 【時事通信社】 〔写真説明〕調整に励む高木美帆=27日、青森・YSアリーナ八戸