来年の世界選手権代表選考会を兼ねたレスリングの全日本選手権第2日は23日、東京・駒沢体育館で行われ、女子68キロ級は9月の世界選手権銀メダルの石井亜海(育英大)が決勝で同選手権65キロ級覇者の森川美和(ALSOK)を破り、優勝した。同59キロ級は五輪2連覇の金城(旧姓川井)梨紗子(サントリービバレッジソリューション)が制した。 女子50キロ級で東京五輪金メダルの須崎優衣(キッツ)は24日の決勝に進んだ。同57キロ級で今年の世界選手権を制した桜井つぐみ(育英大)は準決勝で敗れた。 男子フリースタイル57キロ級は今年の世界選手権61キロ級優勝の樋口黎(ミキハウス)が決勝に進出。同グレコローマンスタイル77キロ級で東京五輪銅メダルの屋比久翔平(ALSOK)は初戦の2回戦で敗れた。 (了) 【時事通信社】 〔写真説明〕女子68キロ級で優勝し、喜ぶ石井亜海=23日、東京・駒沢体育館 〔写真説明〕女子59キロ級決勝、坂野結衣(下)に勝ち、優勝を決めた金城梨紗子=23日、東京・駒沢体育館