来年の世界選手権代表選考会を兼ねたレスリングの全日本選手権は22日、東京・駒沢体育館で開幕し、男子フリースタイル92キロ級は世界選手権代表の高谷惣亮(ALSOK)が制し、異なる階級を含め12年連続優勝を果たした。12連覇は女子の浜口京子に並び歴代2位。 男子グレコローマンスタイル55キロ級は金沢孝羽(東京・自由ケ丘学園高)が初優勝を遂げた。17歳での制覇は男子グレコで最年少。 女子68キロ級は今年の世界選手権銀メダルの石井亜海(育英大)と同選手権65キロ級覇者の森川美和(ALSOK)が23日の決勝に進んだ。 女子76キロ級で世界選手権3位の鏡優翔(東洋大)は、初戦の後に胸の故障が悪化して棄権した。 (了) 【時事通信社】 〔写真説明〕男子フリースタイル92キロ級で優勝し、笑顔の高谷惣亮=22日、東京・駒沢体育館