日本在留外国人とのスポーツ交流を通して共生社会実現を目指そうと、日本スポーツ協会(JSPO)主催のイベントが17日、千葉県印西市で開かれた。日本のトップアスリートも加わり、ウクライナ人やベトナム人の参加者と交流した。 日本人を含む約160人が綱引きや玉入れなど日本の運動会で行われる種目に参加。戦禍を逃れてウクライナから5月に日本に移り住んだマクシム・ハイチェンコさん(18)は「あまりスポーツの時間がなかったのでいい機会になった。新しい経験だった」と喜んだ。サッカー元日本代表でベトナムでのプレー経験もある松井大輔(YS横浜)は「両国とのつながりを大切にしたい」と話した。 JSPOによると、在留外国人が対象のスポーツ交流事業は初めて。森岡裕策専務理事は「各地域や競技団体でのモデルになればうれしい」と期待した。 (了) 【時事通信社】 〔写真説明〕日本スポーツ協会主催の交流事業で、綱引きをするウクライナ人参加者=17日、千葉県印西市