世界陸連のセバスチャン・コー会長は16日までに、日本メディアなどのオンライン取材に応じ、2025年の開催が決まった世界選手権東京大会について、東京五輪を巡る汚職事件の影響は懸念していないとの認識を示した。コー氏は「われわれは非常に管理された組織。最高の大会の実現に向け、心配する必要はない」と述べた。東京都は汚職事件を受けて有識者会議を設置し、世界陸上など国際スポーツ大会のガバナンス強化に向けて情報公開の在り方などを協議している。  過去の世界陸上は8月の開催が多いが、東京大会は酷暑を懸念した日本側が希望して9月13~21日となった。コー氏は「誰もがアスリートの健康の重要性を理解し、その日程を選んだ」と説明した。 (了)【時事通信社】
情報提供元: 時事通信社
記事名:「 五輪汚職の影響「懸念ない」=25年世界陸上でコー会長