日本プロ野球名球会は9日、那覇市内で総会を開き、元巨人で日米通算134勝、128セーブ、104ホールドの上原浩治氏(47)と元阪神で日米通算245セーブ、164ホールドの藤川球児氏(42)の入会を決めた。2019年に設けられた特例入会制度が初めて適用された。 投手の入会資格は通算200勝以上または通算250セーブ以上だったが、投手の分業制が進んだことを考慮して特例が定められた。「名球会の入会規定に相当する記録保持者」は理事会から推薦されて総会で4分の3以上の賛成を得られれば、入会が認められる。 総会では元ヤクルト監督の古田敦也氏(57)を新理事長とすることも決めた。14年から理事長を務めた山本浩二氏(76)は顧問に就任する。 (了) 【時事通信社】 〔写真説明〕日本プロ野球名球会入会が決まり、古田敦也新理事長(左)からブレザーを授与された元阪神の藤川球児氏=9日(日本プロ野球名球会提供)