【アルワクラ時事】サッカーのワールドカップ(W杯)カタール大会で、7大会連続7度目出場の日本は5日、アルワクラでの決勝トーナメント1回戦で前回準優勝のクロアチアにPK戦の末に敗れ、初のベスト8進出はならなかった。 1―1のまま今大会初の延長戦でも勝負が決まらず、PK戦は1―3で屈した。W杯で日本がPK戦に敗れるのは2010年南アフリカ大会決勝トーナメント1回戦のパラグアイ戦以来、2度目。初の2大会連続、4度目の決勝トーナメント進出を果たしたが、またも1回戦ではね返された。 強豪ドイツ、スペインを破り1次リーグE組を首位通過した日本は前半43分、前田(セルティック)のゴールで今大会初めて先制したものの、後半早々に追い付かれた。以降は決め手を欠き、PK戦は日本の4人中3人が失敗した。 国際連盟(FIFA)ランキング24位の日本が同12位のクロアチアとW杯で対戦するのは3度目で、通算成績は1勝2分け1敗(PK戦は引き分け扱い)となった。 ブラジルはけがから復帰したネイマールのゴールなどで韓国に4―1で快勝。8大会連続の8強入りを決め、9日の準々決勝でクロアチアと当たる。アジア勢は全て姿を消した。 (了) 【時事通信社】 〔写真説明〕PK戦でクロアチアに敗れ、ぼうぜんとする日本=5日、アルワクラ 〔写真説明〕PK戦で敗れた後、スタンドのサポーターにあいさつする森保監督=5日、アルワクラ 〔写真説明〕前半、先制ゴールを決めて喜ぶ前田(左から2人目)=5日、アルワクラ