労組日本プロ野球選手会は5日、大阪市内で定期大会を開き、日本野球機構(NPB)に対してフリーエージェント(FA)制度の改革を求めることを確認した。  権利取得までの年数を短縮し、6年に統一することや人的補償の廃止などを目指す。年内にも開催を見込むNPBとの話し合いの場では、選手も積極的に参加して意見を伝える方針。会沢翼会長(広島)は「選手会の歴史にとって良い節目になったと思う」と述べた。  育成契約の課題も挙がった。けがをした高額年俸選手やベテランにも適用され、本来の趣旨から外れている事案が増えている。会沢会長は「ルールの下で戦うのがプロ野球。ねじ曲げることはあってはならない」と話した。 (了)【時事通信社】
情報提供元: 時事通信社
記事名:「 FA制度改革を要求へ=育成契約にも懸念―プロ野球選手会