【ドーハ時事】日本の森保監督は4日、決勝トーナメント1回戦のクロアチア戦を翌日に控え、ドーハ近郊で記者会見に臨んだ。史上初の8強入りが懸かる一戦に向け「ベスト16の壁を破る強い気持ちを持ってプレーしてもらうのが大切。結果は後から付いてくる」と述べた。 ここからは一発勝負。延長戦、PK戦にもつれ込む可能性もある。1次リーグで金星を挙げたドイツ、スペイン戦では前半は守りを固め、後半に攻勢を強めた。戦い方について、森保監督は「最初から守りだけの試合はしない。最後に試合を物にしたい」と話した。 決勝トーナメントに進んだ過去3度はいずれも1回戦で敗退。4年前はベルギーに逆転負けを喫した。同席した長友(F東京)は「日本サッカーの歴史に黄金の1ページを刻む意気込みで勝ちたい」と力を込めた。 クロアチアのダリッチ監督も記者会見し、日本の1次リーグの戦いぶりを「攻守の素早い切り替えとプレスはとても危険だ」と評した。日本を破ったコスタリカを例に「諦めたら駄目だ。集中力を高くして戦わないといけない」と語った。 (了) 【時事通信社】 〔写真説明〕クロアチア戦を控え、記者会見する森保監督(左)と長友=4日、ドーハ近郊 〔写真説明〕クロアチア戦を控え、記者会見する長友=4日、ドーハ近郊