【ドーハ時事】サッカーのワールドカップ(W杯)カタール大会で、日本は1日、ドーハでの1次リーグE組最終戦で2010年大会覇者のスペインに2―1と逆転勝ちし、アジア勢初の2大会連続となる決勝トーナメント進出を決めた。初戦のドイツ戦に続く強豪撃破で2勝1敗の勝ち点6とし、同組首位となった。5日(日本時間6日)の決勝トーナメント1回戦でF組2位の前回準優勝クロアチアと初の8強入りを懸けて当たる。 3バック布陣で臨んだ日本は前半11分に先制されたが、後半3分、途中出場の堂安(フライブルク)がドイツ戦に続く同点ゴールを決め、直後に田中(デュッセルドルフ)の勝ち越し点で逆転。スペインの反撃に耐えて逃げ切った。国際連盟(FIFA)ランキング24位の日本は7位のスペインに対し、1勝1敗の戦績となった。 E組はスペインが勝ち点4で2位となり16強入り。ドイツはコスタリカを4―2で下したが3位に終わり、2大会連続の1次リーグ敗退。 F組のクロアチアは前回3位のベルギーと0―0で引き分け、2位に入った。ベルギーは3位で敗退した。同組はモロッコがカナダを2―1で下して首位通過し、決勝トーナメント1回戦でスペインと対戦する。 (了) 【時事通信社】 〔写真説明〕後半、同点ゴールを決め、喜ぶ堂安=1日、ドーハ 〔写真説明〕後半、勝ち越しゴールを喜ぶ田中(手前中央)、守田(同左)前田=1日、ドーハ