大相撲初場所(来年1月8日初日)の番付編成会議で新十両昇進が決まった湘南乃海(24)が30日、リモートで記者会見し、「応援してくれる人がたくさんいて、気持ちが折れるわけにいかなかった」と感慨に浸った。 2014年春場所に15歳で初土俵。恵まれた体格に加え、運動神経の良さもあり、早くから注目を集めた。幕下上位で苦しむ中、師匠の高田川親方(元関脇安芸乃島)からの「最後にどこにいたかが勝負だ」との言葉が励みに。「一日一番、しっかり自分のやることだけをやり抜く、と心掛けていた」と精神面でもたくましくなった。師匠は「苦労した分、早く幕内、三役に上がり、上を目指してほしい」と期待を寄せた。 (了) 【時事通信社】 〔写真説明〕新十両昇進が決まり、師匠の高田川親方とリモート会見した湘南乃海(右)=30日、福岡国際センター(日本相撲協会提供)