【ロサンゼルス時事】米大リーグ機構は28日、最優秀指名打者(DH)の「エドガー・マルティネス賞」に、エンゼルスの大谷翔平選手(28)が選ばれたと発表した。日本選手初だった昨年に続く受賞で、2年連続は2003~07年に5年連続だったデービッド・オルティス(レッドソックス)以来。大谷は今季初めてのタイトルとなった。 DHで今季100打数以上が対象で、記者や放送関係者、球団広報による投票で決まった。投打の二刀流で活躍した大谷は打率2割7分3厘、34本塁打、95打点で、対象選手の中で本塁打、打点など複数部門でトップ。2位のヨルダン・アルバレス(アストロズ)は外野手での出場も多かった。 ア・リーグでDH制が導入された1973年に表彰が始まり、04年からマリナーズの名選手マルティネスの名を冠した賞になった。歴代最多受賞はオルティスの8度。(了) 【時事通信社】 〔写真説明〕大谷翔平